六月も半ばが過ぎ、夏の到来もまじかに迫った今日この頃皆様いかがお過ごしでしょうか。
大いに盛り上がっているサッカーワールドカップに熱を注ぎながら、今日も頑張って行きましょう。
さて本日は、メンテナンスの為お預かりしたウォレットのご紹介。
このウォレット、随分前のレギュラー品で今はカタログ落ちしているモデルです。
しかしなぜか最近、以前同モデルをご購入頂いたお客様からお問い合わせをちょくちょく頂くウォレットなのです。
随分前のレギュラー品だし不思議に思っていました。
でも、今回手元に届いたウォレットを見て納得。
使い勝手はもちろんお客様にとって良かったというのはもちろんあるのでしょうが、
何と言ってもその佇まいが独特でかっこいい。
作り方、縫い合わせや、革の選択などは当時の技術なので荒い部分もあるのですが、
その荒い部分もウォレットのやれた感じに同調してかっこよさをさらに引き立てているように思えました。
今ならもっと完成度が高いウォレットを作る自信はありますが、
果たして何年も使ってこの雰囲気が出るかちょっとわかりません。
というよりも、今の技術で作った時の何年後のウォレットはまた違うかっこ良さを醸し出すのでしょうね。
同じ作り手が作ってもおおまかな部分では一緒でも、全く同じ物は作れない、革も全く同じ革なんて厳密に言うと無いですから。
それが、革の魅力であったり、ハンドメイドの醍醐味なのかもしれませんね。
そう考えると、どの作品も唯一無二なんですね。
という事で、今回はこの辺で。
皆様良い一日を~