別注サドルレザーベルト

春の訪れを感じるほがらかな一日いかがお過ごしでしょうか。

桜もちらほら咲き始め、今週末あたりは見頃かな?なんて思っています。

こんな日向にいると眠くなりそうな陽気ですが、今日も作品紹介いってみましょう。

本日はお取扱店のバーンストーマー様からご依頼頂きましたサドルレザーベルトになります。

画像を見る限り、真鍮バックル&ループに目が行く極力シンプルなベルトという印象を受けると思いますが、
このベルトのポイントは実はそこでは御座いません。

とにかくぶ厚いレザーを使用したベルトになります。
革は多指ベンズのバット判。
その厚みなんと7.5mm以上、一番厚い部位で9mm厚。

実は私もお話を頂いた時、そんな厚い革なかなか無いのではないかな?と思いました。

一枚革のベルトで使う革って大体4mm厚、極厚って言われるベルトでも大体5mm厚、靴の本底革でもそれくらいの厚みだし、以前ブログにも書いた牛革の丸紐も8mm厚っていうのがあったけど、かなりレアでもう作れないって仕入れ先が言っていたので半ばあきらめていたのですが、お話を頂いた以上最善を尽くしたいので、あらゆるコネクション(そんな無いですが)を駆使しようやく探し当てることが出来ました。

この革の仕入れ先に話を聞くと、昔はいろいろな業種で分厚い革の需要があり、厚い革をタンナーさんが作っていたのが、その後プラスティックやゴムの性能が上がるにつれ、そちらにシフトしだしてきて分厚い革の需要が減ってきてしまっているということ。

狂牛病の影響で、狂牛病が出ない早い段階で食肉にしてしまうということ。

さらに、厚い革を鞣せるタンナーが次々に廃業しているという背景があるようでした。

ただ、素材として分厚い革以外、代替えの利かない物もあり、少ないながらもなんとか供給しているという状況のようです。

実際私が革を見に行った時も既に10数枚ほどしか在庫が無く、その中から一番ベストを思われる革をチョイスしてきました。

そんな希少な革、革自体は国内のタンナーが鞣した革になり、原皮は北米産のステアハイドの夏原皮になります。

夏原皮とは文字どうり夏とれた原皮の事で、冬にとれた原皮は冬原皮となり、夏と冬の原皮を比べると、冬の方が脂肪分が多く、毛穴が目立つという特徴があり、一般的には夏原皮の方が良質とされています。

そして、もちろんタンニン鞣しになるのですが、鞣し材にミモザ、チェスト、ケプラ、ワットルといった様々な材料を専用のピット層で2か月半~3か月の間絶えず上下に革を動かしながら染み込ませて完成したのがこちらの革となります。

ここまで書くとおおよそどこのタンナーさんか察しが付くと思うのであえてそこは書きませんが、
厚みが有りながら、柔軟かつ腰があり、丈夫な革に仕上がっているのはこうした手間暇を惜しげもなく費やした技術と職人魂がなせる業。

そんな革を使い、革の良さを最大限に引き出す事のみを考えて製作したこちらのベルト。

ただのベルトでは御座いません。この革の迫力と職人魂、存分にお楽しみ下さい。

という事で、本日はバーンストーマー別注、極厚サドルレザーベルトのご紹介でした。

商品についてのお問い合わせはバーンストーマー様へお願い致します。

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