本年度最後のブログです。

いよいよ年末、あとみっつ寝るとお正月です。
毎年同じ事を言っていますが、本当に一年があっという間に過ぎていく感じがします。

一年を振り返ると今年もいろいろな作品を作らせて頂きました。
これも一重に贔屓にして頂いてるお客様のおかげです。
新年もより一層努力し、喜んで頂ける商品造りを目指しますので今後ともBuffalo Tracksを宜しくお願い致します!

さて、下半期に入り原点回帰というか、昔からある形のリバイバル的なアイテムの製作を多くやらせて頂きました。
ただ、全く同じではなく、今現在、使い易い様に改良した物。

今日紹介する物がその最たるものなのですが、何かというとトラッカーウォレットです。
このシンプル極まりない革財布は、私が革財布に興味を持ち始めた頃、恐らく20年以上前からあった形で、
今も様々なブランドが製作を続けている財布です。

シンプル故に無理をすればいろいろな物が入れられるし、最小限に抑えてもスマートに持てる。
ウォレットの構造と、形等、いろいろ完成されたデザインだからこそ、長い間製作され続けているウォレットなんだと思います。

ただ、昔ながらのトラッカーを使用している方からお話を聞くと、今の時代だと少なからず不便な点もあるという話しをお聞きしました。

それはズバリカードポケットの少なさ。

世の中がカード社会に移行していくにつれて、当時は運転免許が入れば事足りたカードポケットでは、必然的に他のカードの行き場が無くなってくる。
入れるところが無いから、まとめて札入れにいれておくと、札入れにいろいろなカードやレシートなどが混載され、収拾がつかなくなってしまうなんてお話でした。

そこで考えたのが外観はトラッカー風で、内装は全く別物、カードポケットが10箇所あるウォレット。

それはそれで良い反響は頂いたのですが、本当のトラッカー好きはそれでは首を縦に振りませんでした。

トラッカーとはやっぱり正面も背面も横も底も上もあの形でないと、というお話でした。

すでに完成されているデザインを崩さずに、ウィークポイントを消すというのは正直頭を悩ます問題でしたが、
だいぶ悩んで一つの解決策を思い立ちました。

それを形にしたのが本日紹介するトラッカーウォレットです。

札入れ一箇所、小銭入れ一箇所、半面ポケットが一箇所づつついてます。
そして問題のカード入れは6箇所設置しました。

今主流のウォレットではカード入れ6か所は若干少ない気もしますが、この形のウォレットではその位が丁度良いのかもしれません。

完成してみると、やっぱり伝統のトラッカーウォレットのフォルムです。
カブセを開いても、シンプル極まりない内装が目に飛び込んでくるかと思いますが、一番背面寄りのスペースにちょっとした仕掛けがしてあります。
実はカードを縦に3列入れられるポケットが付いています。
この年齢になると頭もコッチコチに固まってしまっているので、横向きのカードを縦にするという柔軟な発想を思い立つまでにかなりの時間を要したのは言うまでもありません。
しかし、ここでいろいろ語っても一文は一見にしかず、写真ではなかなか伝わりにくい点もあるかと思います、
興味のあるお客様は御取扱店のJunky Classcis様に現品が置いてありますので、実際に手に取ってご覧ください。

とうことで、原点回帰、この流れはしばらく続きそうなそんな予感がしている今年の年の瀬でした。

それでは本年も有難う御座いました!
新年は2017/01/05からの営業となります!
良いお年をお迎えください!

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